結婚式のトレンド

宗派によって異なる教会式のルール

2017.03.17

ウエディングドレスでバージンロードを歩くのは花嫁が憧れるシチュエーションの1つ。これはキリスト教の教義にのっとった教会式で行われます。教会式は親族以外の友人や知人にも列席してもらえることもあり、多くのカップルに選ばれている人気のスタイルとなります。

教会式を挙げる前に、キリスト教の2つの宗派について知っておく必要があります。

1.カトリック

カトリック教会は、ローマ法王を中心に全世界で12億人以上の信徒がいるキリスト教でも最大の宗派です。結婚する2人のうち、少なくても1人がカトリックの信徒かつお互いに初婚でなければ結婚式はできません。(前のパートナーと死別している場合は例外だとされています)神父が式を進行し、赤や緑のバージンロードの上を歩きます。

2.プロテスタント

プロテスタント教会は中世の宗教改革によりカトリック教会から分かれてできた宗派で、日本では新教とも呼ばれます。プロテスタントの場合は、信徒でなくても礼拝や勉強会(講習)に参加し、教会から許可がおりれば結婚式を挙げることができます。牧師が式を進行し、白のバージンロードの上を歩きます。

信じている神も結婚に対する考え方もほぼ変わりませんが、信徒でないカップルならプロテスタントスタイルを選ばなくてはいけません。その点だけは注意しておきましょう。街の教会で挙式をする際は、カトリック・プロテスタントを問わず結婚式の前に講習を受けることが多いようですが、ホテルや結婚式場のチャペルであればその必要はありません。チャペルはあくまでも「教会型の結婚式場」という立ち位置なので、誰でも式を挙げることができます。

教会式の場合、披露宴だけではなく、挙式にもいろいろな演出を盛り込むことができます。ガーデンや大階段、バージンロードなど結婚式場の構造によって叶えられる演出も変わってくるので、式場の下見はしっかりとしておきましょう。口コミサイトなどのレビューで教会式を挙げた人たちの体験談を見ておくと安心です。憧れの教会式を完璧に行うためにも、下見などの下準備は欠かさずに行いましょう。